日本のタレントも多数所属しているVShojo、米VTuber事務所の突然の閉鎖へ

世界的に人気を誇った米VTuber事務所 VShojo(及び日本法人 VShojo Japan)が、所属タレントの相次ぐ脱退を受けて 2025年7月末に正式閉鎖する方針を発表しました。背景には、Ironmouse 氏による約 50 万ドル(約 7400 万円)規模のチャリティ寄付金未払い告発、それに続く複数のタレントによる報酬未払いの告発、運営の透明性欠如などが積み重なった金融混乱がありました

Ironmouse 氏は7月22日、VShojo を去ると同時に、免疫不全財団(IDF)へのチャリティとして集めた約 50 万ドルが未払いになっていると明かしたことで騒動が始まりました。さらに、VShojo に所属していた多数のVTuber—Ironmouse をはじめ、kson、Project Melody、Zentreya、Kuro、Michi Mochievee ら— が次々と「未払い」や「説明不足」を理由に脱退を表明しました

kson さんは自身のライブ配信で、昨年以降 数千万円規模の報酬未払いがあると明かし、当初予定していた7月末ではなく、その日の配信をもって即時退所を宣言しました。さらに VShojo Japan の牧野 CEO(本人名義)が配信に出演し、「米本社による財務運営、資金管理がずさんで、給与や寄付金が運転資金に使われた可能性」を示唆しつつ、日本法人としては直接的に関与していなかったと述べています

こうした一連の告発と脱退が続いた結果、本体である米 VShojo に所属する 8 人中 7 人が脱退し、日本法人でも所属タレントがほぼ全員離脱するに至りました



※以下翻訳です。

VShojoは失敗しました。そして、皆さんが目の当たりにしているこの状況に会社を導いてしまったのは私の経営ミスです。

本日、非常に辛いお知らせを共有します。**VShojoは閉鎖します。**そして、ここに至るまでのすべての決断に対して、私は全面的な責任を負います。

この数か月、私は資金調達や立て直しに全力を尽くしてきましたが、努力にもかかわらず状況はさらに悪化し、私が大切に思う人々が代償を払うことになってしまいました。

この数年間、私たちは約1,100万ドルを調達し、VTuber業界で才能重視・クリエイター第一の大胆な取り組みを追求してきました。私たちは、短期的な利益よりもクリエイターとコミュニティを優先し、長期的な持続可能性を目指しました。資金は、寛大な収益分配、デビューへの投資、インフラ、コンサート、イベント、スタッフなど、すべてクリエイターを支えるために使われました。また、タレントが自身のIPを所有できるようにもしました。これは、事務所としては非常にユニークな取り組みであると認識していました。

しかし、これらすべての努力にもかかわらず、私たちのビジネスはモデルを持続するために必要な収益を生み出すことができず、最終的に資金が尽きてしまいました。

さらに、タレント活動に関連して調達された一部の資金が、後に慈善目的だったと判明したにもかかわらず、会社によって使用されていたことも認めます。当時、私たちは費用を補うために追加の投資資金を集めようと懸命に努力しており、私自身は入手できる情報をもとに、それが可能だと信じていました。しかし、資金調達はうまくいかず、資金を使うという決断を下し、その結果にも責任を負います。

タレント、スタッフ、友人、そして私たちのブランドを信じてくださったコミュニティの皆さんに心からお詫び申し上げます。
あなたたちは、こんな結末に値するような存在ではありませんでした。

— ジャスティン(Gunrun)

経営破綻とCEOによる全面的謝罪

7月24日には、VShojo の CEO で共同創業者でもある Justin “Gunrun” Ignacio 氏が X(旧Twitter)で声明を発表し、**「VShojo は財務的に持続不可能となり閉鎖する」**と正式発表しました。これにより、長年掲げてきた「タレント第一主義」の理念が破綻した形となりました

Ignacio 氏は約 1,100 万ドルの資金を調達し、タレントへ収益シェアやインフラ支援、IP 所有権などを提供するモデルを追求しましたが、最終的に収益が運営を支えるには不十分だったと認めています。さらに チャリティ目的の資金までも社内で使用してしまったことを率直に認め、「誰も報われるべきではなかった。タレントやスタッフ、コミュニティに深く謝罪する」と述べました

VTuber業界に残した影響と今後の教訓

この事件は、VTuber 業界に次のような重大な示唆を与えました:

  • 慈善活動や資金管理の透明性:アイアンマウス氏による IDF 寄付金未払い問題は、ファンや社会的信頼を根底から揺るがす事件となりました

  • 契約内容と運営の公正性:タレントが報酬未払いを告発する事態は、従来のエージェンシー・モデルの脆弱性を露呈しました。特に国際運営における本社と地域支社の責任分配が曖昧だった点も浮き彫りになりました

  • IP 所有権の重要性:kson氏は自身の IP を保持していたため独立への移行がスムーズでしたが、これがなければタレント側が声を上げづらかった可能性もあります

  • コミュニティの支援力:アイアンマウス氏の独立後の Tiltify キャンペーンでは、支援が瞬時に集まり、未払い寄付金を上回る金額が集まるなど、ファンの強力な応援が見えました

VShojo とは何だったのか

かつて VShojo は「クリエイターに優しい」「IP 所有権を尊重する」といった理念で注目を集め、約 1,100 万ドルの資金を背景に挑戦的な形態を打ち出しました。しかし今回の閉鎖は、そのモデルが経済的に持続し得なかったことを如実に示しています

VTuber 業界では今後、タレント自身の権利保護や契約の明確性、慈善資金の取り扱いなどが再検討されるきっかけとなりました。今回の事例は、業界の成熟と信頼構築に向けた一つの「痛みを伴う通過点」として、今後の課題とされるでしょう

タレントたちは独立へと舵を取り、その多くが既に活動を続けています。VShojo の閉鎖という決断は、VTuber ビジネスモデルの未来を再考させる衝撃的な事件として、記憶されることになるでしょう。

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2026年01月24日

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